日本語で話しましょう

誰かの役にたちますように。フランスより愛を込めて。

海に行きたい

今週のお題「おうち時間2021」

 

お家で 思い出に浸っています。

 

最近 海が恋しい。海に行きたい。

 

我が家は 以前 15年ほどの間 カリブにある小さな島に住んでいた。面積は およそ50km2ぐらい。 車で 1周するのに45分ぐらいだったかなぁ。人口は 4万弱と書いてあるのを見たけど 不法滞在が多そうだから もっといると思う。

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2013年

 

フランス人の旦那と結婚して 偶然に義父の知り合いの息子さんがその時期この島に住んでおり、タイミングと縁でつながり 2−3年ぐらい住んでみようみたいな気軽な気持ちでスーツケース1個ずつのみで、あらよあらよと言う間に 2000年にたどり着いた。

 

100カ国以上の国籍の人が住んでおり フランス語 英語 スペイン語のみならず インド語、中国語も聞こえてくることもある島暮らし。なんかその多国籍な部分が 私は気に入り 日本人である私も 堂々と ”私の島です。” ということができた気がする。

お財布の中には 常に ユーロとアメリカドルがある ユニークな島。

子供達は 2人ともその島で産まれて。

息子なんかは 小さい頃 あなたは フランス人?日本人?と聞かれて ーー島民です。と答えていたことがあるくらい。

 

娘も 常夏の国で ほぼ裸族のように4歳まで成長し はじめて島を出て フランスについた時は 靴下に慣れず かゆい!と言い 誰かの家につく度に、車に乗る度に、映画館でも 靴と靴下を何処でも 脱いでいたっけ。笑

子供は オムツ ぱんつ いっちょ生活。旦那も 家ではTシャツを脱いでいることが多く Tシャツを着ると”何処に行くの?”と子供たちに聞かれる。笑

 

靴も服も 家では脱ぐものと思っていたと思われる。

 

 

バスは 日本みたいなバスはなく ただの普通の ハイエースみたいな車が来るのを 手を上げて止める。 降りたい所で”ストッププリーズ!”というと止まってくれる。

電車はない。

 

気温が年中 22−32度ぐらいの間なので なんせ 子育てには凄くよかった。服も年中夏服でいいし、風邪とかもひきにくい。

 

観光地で 37ものビーチがあると宣伝している。

確かに 白い砂浜の本当に夢のようなビーチとか、ちょっと 歩いていかないと行けないビーチとか、レストランがいっぱいあるビーチや、逆に 何もなく ほぼいつも誰もいないビーチとか。

 

気分や日にあわせて色んなビーチが選べます。

でも結局 お気に入りができて 同じ所に行くことが 多くなるんですけどね。

 

みんなが 高い飛行機代を出してまで来るような所に住んでいるのだから 年中 ビーチに行けば夏休み気分を満喫できる。週末も 子供が小さい頃は ビーチで遊ぶだけで 大満足。これが 大きくなると

”ビーチ? いいよ。 でも誰と?”   となる。泣

 

日本から遠いし(時差13時間でした。)フランスからも遠いし、物価は高いし、治安はちょっと悪い。

 

でもでも 私は あそこで 住んだ 15年すごく楽しかった、色んな経験ができてラっキーだと思う。今は 離ればなれだけど 私の友人と呼べる友人は 島で作った。

娘は あまりたくさんの記憶はないようだが 息子は 10歳まで住んだ彼の故郷だ。

 

いつかまた あの島に家族で訪れる機会がありますように。

いつか またあの透き通る海で ぼーっとぷかぷか浮きたいものです。

 

嗚呼 海が恋しい。海に行きたい。

フランスのおへそあたりに住んでる 私の今日の おうち時間でした。