フランス語の数の数え方
フランス語の不思議を以前にも書きましたが
今回も フランス語の数の数え方が 20年以上経っても納得いかない話です。
アン・ドゥ・トヮ。は みなさんも聞いたことがあるかもしれません。
基本 フランス語でも他の語でも数字は覚えなければならない。
それは わかります。
1−60までは 納得いきます。
ちなみに 10は dix
20は vingt・・・・・
ただ 70からが なんでやねんと言わざるを得ないのです。
まず60は soixante、ふむ。
そして 70は soixante -dix (60+10)!!
それなのに 80は quatre-vingts (4x20)!!! なんでやねん!!
90は quatre-vingt-dix
99にいたっては quatre-vingt-dix-neuf (4x20+10+9=99)となっております。
文句を言いたくなる気持ちもわかっていただけるでしょうか?
そして フランスでは小切手を使います。
以前に比べて 今では 市場もどこでもクレジットカードが使えるようになったりネットで払えるようになったので 最近はほとんど使うことがなくなりました。
でも以前は 家賃も水道代も 市場でも 小切手で支払うことが多かったのです。
小切手には 支払う金額、支払う相手、日付、署名などを ボールぺンで書き込みます。小切手をもらった人は それを自分の銀行に持っていくか 郵送します。
そうすると数日後 自分の口座に小切手の金額が入金されます。
以前は スーパーマーケットなどでも たくさんの人が使っていましたが カードと違って口座にお金がなくても使えてしまうので 未払い問題も多く 現在では 小切手は受け取りませんというお店が多いですね。
ここで 私に問題となるのが支払う金額は 数字とアルファベットで書き込まなければなりません。
例えば 878、95ユーロだと huit cent soixante- dix-huit euros et quatre-vingt -quinze centimes と書き込まなくてはなりません!
今でも 私の小切手ケースの中には 小さいカンニング用のメモが貼ってあります。 笑
だって 20の vingt と 90の quatre- vingt -dix には s がつかないのに
80のquatre-vingts には なぜか s がつくし。数字の組み合わせは たくさんあるし。
今見てみたら 間違えないように 数字を文字に変換してくれるサイトまでありました。フランス人も 私と同じように思っているんだな。 笑
ちょっと 安心。
ついでに掛け算も 日本では ほぼ歌のように覚えますよね。
いんいちがいち、ににんがし、にさんがろく、にしがはち・・・・・から くくはちじゅういち まで。
いち かける いち とは言いません。
こちらで 娘も九九を暗記するのですが、 9x9 81なんです。
neuf fois neuf quatre-vingt-un と普通に覚えます。
なかなか 九九が娘の頭に入っていかなかったし 日本語では無理だったので
ちょっと無理はあるのですが 掛け算ごとにお話があり DVDやカードを使って絵の画像で覚えるというものです。娘はこちらの視覚とお話しから 覚えるタイプがよかったみたいで 掛け算はクリアーしましたが たまに 「7x7 なんだっけ?」となると
私が「ほら プールで 7さんが 飛び込み台の上にいて・・・」と始めると
「あー 実況中継で ズームで水中眼鏡で49!」と この教材を見た人しかわからない会話になっています。 笑
私は 絶対 日本の歌バージョンのほうが いいと思うんだけどなー。
いつか 日本の小学校の算数のレベルは 世界でもトップレベルと聞いたことがあるけど なんか 納得。
少なくとも フランスよりかは 確実にレベルは高いはず、だって こんな 数の数え方してるもん・・・・
にしがはち。
にさんがろく。