日本語で話しましょう

誰かの役にたちますように。フランスより愛を込めて。

フランスで縁起の悪い事などなど

フランスで縁起の悪い事を先日紹介させていただいたのですが、面白いと言っていただいたのと  これから なるべくしないようにという自分自身への勉強も含め、調子に乗って他にもあるのか調べてみました。

 

840225.hatenablog.com

 乾杯する時グラスを交差させる。これは 私の家族も気にします。

 

日曜日など揃った時は アペリティフの飲み物を持って皆んなで「Santé! ソンテ!(健康に!)」と乾杯します。真ん中で皆んなで グラスを合わせるのではなく 1人ずつ相手とグラスを合わせるのが習慣。 人数が多いのであっちこっちから 手が伸びてきて各グラスを合わせようとするのですが 絶対交差しないように気をつけて順番を待って 乾杯していきます。そして 必ず相手の目をみながら グラスを合わせます。

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乾杯!

塩入れを手渡しする。一緒にテーブルに座ってる人が 仲違いをすると言われているようです。手渡しせずにテーブルの上に置きます。

 

これは ローマ時代 塩はお金と同じように高級なものだったため 手渡しして落としてしまったらけんかにもなりかねないという話が由来だそうです。

 

 

朝起きる時 左足から起き上がる。

これは 確かに たまに「今朝は 間違った方の足から起きたのか?」と機嫌の悪い人に言っているのを聞いたことがあります。

この表現は 縁起が悪いというより 大抵の人は 右利きなので 朝ベットから起きる時 右足から起き上がる。そうなんですか?

それを反対からするのは1日を間違ったやり方で始める。という説。どっちの足からなんか 気にしたことないですけど わたくし。

 

それともう1つの理由は 古いフランス語では Senestre と言われていました。   この単語が Sinistre 不吉・災害という単語に似ているからという説もあるそうな。

迷信深い人はだから に良いイメージを持ってないとか。へぇー。知らなかったー。

 

 

 

最後に 13日の金曜日

 

これは 有名ですね。おばあちゃんが 「明日は13日の金曜日だから 何もしないで家でおとなしくしておくわ。」というのを聞いたことがあります。迷信深い人にとっては 不吉な日

 

でも 13日の金曜日と聞いて 私の頭に思い浮かぶのは 不吉というより あっ皆んなが 宝くじやロトを買う日!です。

スポーツの賭けや 競馬、宝くじロトが盛んなフランスでは 13日の金曜日は超ラッキーデーなのです。

 

普段から買う人はもちろん 普段はしないけどこの日は!!という人も多く売り場は大にぎわいです。

 

余談ですが カトリックキリスト教徒にとって 金曜日は キリストが磔にされた日です。敬虔な教徒は この日は肉食を避けて 魚を食べます。

日曜日は 安息日です。私が 日曜日に洗濯やアイロンがけをしていると おばあちゃんに驚かれました。私は気にせず天気によって決めてますが。

 おばあちゃんは 日曜日には 以前はいつも教会に行っていました。

年をとって 教会に行けなくなってからも日曜日にはいつもよりさらにきちんとした格好をし 昼食にも必ず肉料理を作っていました。

 

フランスでは だから今でも家族が集まるのは圧倒的に土曜日より日曜日の方が多いですね。

 

 

縁起を交えたフランスの習慣をお伝えしました。

 

今日は日曜日ですね。

安息日ですので ゆっーたりとお過ごしください。